NC旋盤 金属加工 大阪市東住吉区 山菊製作所 | 金属加工の精度は工作機械や工作物の熱変形と剛性で決まる！

金属加工の精度は、工作機械や工作物の熱変形と剛性が大きな影響を与えます。ここでは、熱変形と剛性についてご説明します。熱変形と剛性を理解すると、どうすれば精度の高い金属加工ができるかがわかってきます。

大阪市の山菊製作所では、旋盤加工に対応していますので、薄板金属加工を依頼する際にはぜひご活用ください。

切削作業で金属加工をする際には熱が発生しますが、熱の影響を受けると熱膨張を起こして、工作物や工作機械が変形することがあります。すると、切削点を固定することができず、金属加工の精度が低下してしまうのです。したがって、金属加工の精度を高めるためには、熱変形を防ぐことが大事になってきます。

熱変形による金属加工の精度低下を防ぐには、切削油剤などを使って工具や工作物を冷却させたり、工作機械の熱が発生している部分を冷却したりすることが必要です。また、工作機械の稼働時間が長くなるほど熱変形のリスクも高まりますので、どの程度の稼働時間で熱変形が発生するのかを知っておくことも大切です。

剛性とは、外部からの力に対する変形のしにくさのことです。剛性が高い物質は外部から力を加えても変形しにくく、剛性が低い物質は外部からの力で変形しやすいという特徴があります。

剛性が低い工作機械を使用すると金属加工の精度が低くなりますので、金属加工をする際には剛性が高い工作機械を使用することが必要です。技術進歩によって工作機械の剛性は高まっており、通常の金属加工において工作機械の剛性はさほど問題にはなりませんが、ミクロン単位の精度で金属加工をする際には、剛性への配慮を行う必要があります。

ミクロン単位の精度の高さが要求される場合、職人は工作機械の特性や癖、加工時の振動などにも配慮して、金属加工を行うことが必要です。精度の高い金属加工をするには、工作機械の性能と職人の技術の高さが要求されます。